
軽度障害者向けの旅情報を書いていますが、障害といっても人それぞれです。
障害者手帳の等級がいくつであっても、人によって身体の状態は様々ですよね?
このブログでは、なるべく多くのバリアフリー情報を、私独自の経験と視点でまとめました。(公式サイトの補足になることを書いてあります)。
どういう身体機能を持っている人間の体験からして
「これは大丈夫だった」
「ここは気をつけないと」
と書いたのか。ここをはっきりさせないと、読む方のお役に立つとは言えないと感じました。
だから、私の身体機能スペックをここにまとめておきます。よければ参考にしてください。
※このブログはあくまで私個人の体験を書き留めたものです。お身体に不安がある方は、旅行の際は必ずご自身の主治医と相談してくださいね。
記事に登場する与那国島滞在時の身体スペック
- 年齢58歳 女性
- 168cm、98キロ(ちょっとしたことで車椅子が横転したことがあるんですが、分厚い脂肪のお陰で大事故にならずに済みました)
- 強度の近視(裸眼:左右ともに0.01 矯正視力:左右ともに0.6)・老眼
- 身体障害者手帳6級(右上下肢に軽度の脱力あり)
体幹
- 胸骨T12番にヒビが入っており、移動時にはコルセットを着用
- 背中で荷物を背負えない
- 背中をかばうため腰痛がひどい。立ったまま3分以上静止するのは困難
- 連続歩行が安全に行える時間はおおよそ10分
- 身体のバランスをとる機能がやや弱く、片足立ちできる時間は左右共に20秒が限界
- 姿勢を保つ機能、座る動作に問題なし
- 床に座った姿勢からの立ち上がりは、柱に抱き着くようにしがみつかないとムリ
手
- 握力は左が27キロ、右は15キロ。2リットルのペットボトルを右手で持つのは難しい
- 包丁は普通に使えるが、ヒモを結ぶような手先の細かい動きに時間がかかる
- 腕の持ち上げ、旋回運動は正常。肩に掛けられる荷物は7キロまで
足
- 右足の力が左より弱い(リハビリ病院において、健康な人の脚力を5とすると、右は4との診断。よくリハビリ病院や整形外科で使われる表現ですよね)
- ふらつきや長時間歩行時の疲労を避けるために左手で杖を把持
- 動いてるバスや電車の中で、どこも持たずに立っていることはムリ。つり革と手すりの両方を握って耐えている
- 階段昇降や立ち上がりは、両手で何かにつかまり、身体を持ち上げる必要あり。手すり必須
- 安全に昇り降りできる段差は、およそ25cm。それ以上になると足が上がらない(急だなと感じる階段は躓きやすい)
- ノンステップバスなら、かろうじて乗り降り可能、手すり必須
- 走れません
- 歩行速度おそめ。横断歩道は、青になった瞬間に渡りはじめ、点滅する頃にやっと渡り終える
お役に立てたら嬉しいです。
お互い、どうか安全に島暮らしを楽しみましょう!
