昨日わたしの背後で作戦会議をしてた男性たちが、とうとう療法士にケンカを売ったみたいだ。
「俺の人生がかかってんだよ!ただダメだって言うんじゃなくてよ、どこがどうダメなのか、どうすれば改善するのか、具体的に言えっつってやったの」
彼らはみな、車に乗れるための訓練を受けているようだ。一番深刻なのが、車に乗らないと仕事にならない人。次に困ってるのが、日常生活で車が必要だけど、奥さんがペーパードライバーの人。その次は、趣味で車やバイクに乗ってた人。
ケンカを売ってやったのよ!と息巻いてるのは、車に乗らないと仕事にならないオッサン。そりゃそうだ。稼がないと食っていけんもんね。
彼らの不満は、療法士が、自分の何が良くないのかを伝えず、ただただ「まだあなたにはダメなんですよ」と言い続けてるからみたいだ。聞き耳をたててるわけじゃないけど、本当に大声なんだ。
退院日が迫っている。クリアしないと車に乗れなさそうな訓練があるらしい。そこに進めない理由をちゃんと教えず、改善方法も教えない。そりゃオッサンもキレるわ。都ハにもそういう療法士がいるんだな。
今日はリハビリ2時間の他に入浴とレントゲン撮影があって体力をもってかれてしまった。昼間に30分歩いたので、今日はよしとする。背中の痛みが強くなってるのはよろしくない。
時々担当の療法士が変わるんだけど、いいもんだ。別の運動を指導してくれるから勉強になる。
ウオーキングを短縮して浮いた時間で過去記事のリライトをするよ。あの人の乾き、昔の私を見ているようで切ないんだよな。だからついつい手を差し出したくなるんだ。余計なお世話焼いてるよなと思いつつ、優しい文章に書き換えるよ。
<本日の記録>
リハビリ内容
PT
「よくなるスピード、むちゃくちゃ速いっすね。ほんとに速い」「歩行器、爆速で歩いてたしw」と褒めてくれつつ。体幹が激弱なので、そこがどれだけ回復するかで、二本杖になるか一本杖になるか。バーの間で片足立ちすると、なぜか悪い方の足ならよろけずに立てる。右はダメだ。手術する前がそうだった。手術で悪くなった左足は回復しつつあるんだろう。だから手術前の歩き方が戻ってきてるのかもしれない。また軸足を左にして歩くことになるんだろうか。どの運動をしても、ほぼ左右差はないようだ。
足の回旋 足を上げて足首をがに股風に曲げたまま静止 左足下に長いクッションをいれてごろごろ転がす 低い台に座り、膝を立てつつ床に両足をついて降りる。布団からの立ち上がり練習だそうだが、1度試しにトライしたあと、ベッドの方が絶対いいね。転倒したらとりかえしがつかないでしょ。本は捨ててもらって部屋にスペースを作ってもらいな、絶対に。そうなんだよ、そう遠くない未来を見越して、絶対に本を手放してスペースを開けてくれと言い続けて30年。「夫」はダメだ。人命より本の方が大事みたいだ。契約結婚を解消しとけばよかったかな。
OT
いつもの人とは違って、おそらく一番ベテランだと思う。メニューは昨日と同じ。「東大病院って減塩食でもファミレスレベルの食事ですよ」「そうなんですか!聖路加でもメシは不味いみたいですよ、珍しいですね、病院食がおいしいってのは」こんな話で盛り上がる
自主トレ
歩行器(アルコー)は午前中に30分
体調変化など
レントゲン撮影のために自分ひとりで1階に降りたついでに、あの階段にどんな風に昇れるように変化したか、そっと試してみた。入院日は両手で手すりを握り、手の力であがってた3段。今日は片手で手すり。そこそこ軽く握って昇り降り。1週間でここまできたか。でも、まだまだこれから。退院まで1ヶ月と3週間くらい残ってる。
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